貝塚のとある公園の敷地内に30年以上前に閉鎖され、廃墟と化した旅館が今もなお存在している。
その旅館こそ、オーナーの自殺、火事、殺人事件など数々の噂が絶えない・・・。




なぜ30年以上経っても取り壊されること無く、公園と言う場所に置いてあるのか?
過去に一部取り壊した様な形跡はあるが、途中で止まっている。
工事中に自殺したオーナーの祟りでも起こったのか、それともこの場所で事件があったのか?その真相は誰も知らない。
その場所に行けば、理由がわかるかも知れない。真相を探るべく我々は一龍旅館の調査に出た・・・。




A 今年最後の調査になりましたネ。
K やっとやな。
R 何か寂しいなぁ・・・。
K ぜんぜん寂しないわ。
R もう少し続けましょうよ!
K いやじゃ!ほな、行くぞ!
A それよりこの一帯、猫が多いですネ。



猫に出迎えられ、建物の裏手にまわり一龍旅館を目指した。
建物の老朽化が激しく夜は非常に危険だと聞き、 日が暮れる前に調査を開始することにした。

A この地図に書いてある遊歩道の奥に旅館はあるらしいでス。
K そやけど、まだ夕方やのに人がおらんな〜。
R 不気味ね。
A 先を急ぎましょウ。
K よっしゃ!





遊歩道は公園のすぐ奥にあるが、その風貌は異様であり、 霊界の入り口にも思える・・・。





K 湿気と蚊がすごいな。
A 自然を感じますネ〜。
R 本当にこんな所に旅館はあるんですか?
K そんなんわからんわ。無かったら帰ろ。
R またですか・・・。
K 無いもんしゃあないやろ。
A あッ、何か見えてきましタ。


遊歩道に入り、少し歩くとすぐにその旅館は姿を現した、とその時突然夕立がきた。
我々に対する何かの警告なのか。



A これが一龍旅館じゃないですカ?
K これやわ!ネットで見たんといっしょや!
R 意外とすぐに見つかりましたね。
K 雨が激しくなってきたな。
A 調査と兼ねて雨宿りもできますヨ、 旅館だけにネ。
K ・・・とりあえず行くぞ!


建物の周りには草木が生い茂り、歩道脇を下ったところに入り口はあった。


A 夕方でも中はかなり暗いですネ。
K 老朽化が激しすぎるな。
R 虫が多そう・・・ヤダな〜。
K 雨が激しくなってきたな。
A 以前僕の先輩のFさんもここに来た事があるんですガ、入口の前に立った瞬間全身に鳥肌が立チ、激しい吐き気とめまいに襲われ入るのを止めたらしいでス。
K / R ・・・。
A では入りましょウ。
K / R 入れるかい!



日も暮れはじめたので、早速調査を開始した・・・。


A 結構荒れてますネ。
K 足元、気いつけなあかんぞ。
R きゃ!
K な、何や!?
R 蜘蛛が・・・。
K 蜘蛛ぐらいでビビるな!うわっ!
A どうしたんですカ?
K セミやったわ、すまん


中は30年以上も放置されていただけに、 今にも崩れ落ちそうな状態で所々に焼けたあとがある。
誰かがいたずらで火をつけたのか、または、オーナーが焼身自殺をした時のものなのだろうか・・・。



A 昔の写真見ましたけど当時の面影が全くないですネ。
K そやな、旅館やったと言うぐらいやな。
R Kさん泊まってみます?
K 一緒に寝たろか?
R ・・・最低。
A 僕からKさんの奥さんに確認のTELしましょうカ?
K ・・・それは勘弁してくれ。




1階の部屋をひとつひとつ回ってみたがどの部屋も同じような廃れ方をしていた。
その後階段を上って2階へと上って行く・・・。


K 階段も気色わるいなぁ・・・。
R 学校の階段を思い出しません?。
A 階段繋がりで学校の階段の壁に備え付けられていた鏡の世界の話をしましょうカ。
R 聞きたい!
K やめろ!そんな話したら霊が寄ってくるって言うやろ!
A 別にいいですヨ。
K 俺が良くないわ!



室内とはいえ汗が吹き出てくる。吹き出る汗を拭いながら階段を上っていく。
階段を上り、2階と3階の部屋を見て回ってたが、壁の色や中から見える外の景色が少し違うだけで1階と同じような造りだった。
何者かが置き去ったゴミが散らばっている箇所も見受けられる。






我々は奥へと進んだが、 土砂崩れにより行き止まりになっていた。


K ここで行き止まりか。
A 階段がありまス。
K よっしゃ上がるぞ、Rちゃん先行け。
R 進めるわけないでしょ!行けるって言うならKさんが行って下さい!
A 調査はこれまでですネ。




荒廃も進み、朽ち果ててゆく様をみると儚くも美しく感じられる一龍旅館だった。
この場所もかつては癒しを求め多くの人で賑わっていたのだろう。
しかし今は、その栄光は見当たらない。

この場所に今もなお癒しを求める者はいるのであろうか。
それは、朽ち果てた旅館が壊されずに存在することがその答えなのかもしれない・・・ 。




〜編集後記〜


A 今年はどうでしたかKさン。
K Rちゃんおったし2回目という事もあって少し気持ち的には楽やったな。せやけどやっぱり怖いわ。
A Rちゃんはどうでしたカ?
R やっぱりKさんはイメージ通りの人でしたね。私以上にビビってるので、それを見てたら怖くなかったかな。あと昼間に行くことが多かったし・・・。
A まぁ出来れば夜行きたかったんですガ、スケジュールの都合で夜に動けなかったですからネ。
K 俺はイメージやねん・・・。
R 来年にリベンジしたいです!!
K 俺は来年はお断りするぞ!
A 反響次第でまた行くことになりますよKさン。
R A君はいつも冷静でしたね
A そうでもないですヨ。冷や冷やした場所もありましたシ・・・。
K その時に言えよ!
R 何か感じたんですか?
A 自殺マンションは入る前に吐きそうになりましたしシ、白高大神は何者かに拒絶されましタ。
K おいおいおい、自殺マンション入ってもうたやろ!
R 何か見えたんですか!?
A 分かりませン。でも何が潜んでいたのか確かめたいと思っていまス。確かめるには鍛える必要があると思っていまス。
K そんなもん確かめんでいいわ!
A しばらく休暇をもらって自分を鍛えなおそうかと思ってまス。それが終わったらみんなで確かめに行きたいですネ。
R もちろん行きましょう!
K やめてくれーーー!!
A いつの日か皆さんにお会いできる日を楽しみにしていまス。その時はパワーアップした僕が新しい心霊スポットにご案内できるはずでス。また心霊スポットでお会いしましょウ。サヨウナラ・・・・。


いずれまたお会いしましょう・・・

※心霊スポットに関してのお問い合わせはお断りしています。
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